梅雨や紫陽花を英語で説明しよう

紫陽花 英語で日本紹介

いよいよ本州も梅雨に入ります。
ムシムシ・ジメジメはうっとうしいですが、梅雨空に映えるアジサイは見事。
今回は、梅雨やアジサイを英語で説明してみましょう。

梅雨はどれくらい続くの?

日本の梅雨はご存知、沖縄から始まって九州から東北へ北上していきます。

There is a rainy season called “tsuyu” in Japan.
日本では「梅雨」といわれる雨の季節があります。

In many areas, it lasts about a month and a half from early June to mid-July.
多くの地域では、6月の初めから7月中旬までの約1か月半です。

The rainy season in Okinawa starts and ends one month earlier.
沖縄では、梅雨が1か月早く始まって終わります。

※北海道には梅雨がないとされていますが、実際は蝦夷梅雨という雨の降りやすい時期があります。

憂鬱なムシムシ・ジメジメ

湿気が多くなる梅雨は、多くの人にとって喜ばしい季節とはいえません。
バスルームにカビが生えたり、洗濯物がなかなか乾かなかったり。

It gets very humid in the rainy season.
梅雨の間、非常に湿度が高くなります。

Our daily concerns are when to do the laundry and how to prevent mold in the bathroom.
日々気にすることは、いつ洗濯をすべきか、お風呂のカビをどうやって防ぐか、です。

洗濯を外に干す習慣のない国の人には不思議かもしれませんので…

Because in Japan, it’s common to hang the laundry out.
日本では洗濯物を外に干すのが一般的なのです。
※hang the laundry out  洗濯物を外に干す

そして私が憂鬱になるのはこちら!

My hair gets frizzy because of the humidity. It’s really annoying. 
湿気で髪がまとまらなくなります。それがイライラします。
※frizzyは髪が無造作に広がる状態に使えます。

梅雨はいろいろ鬱陶しいですが、私たちに大切な雨でもあります。

The rainy season is indispensable to grow rice which is the staple food for the Japanese.
梅雨は日本人の主食であるお米を育てるには必要不可欠です。
※staple food 主食

梅雨空に映えるアジサイ

明月院アジサイ

パルさんによる写真ACからの写真

梅雨時の楽しみといえば、アジサイ鑑賞があげられます。さすがこの時期に咲くだけあり、梅雨空に映えますよね。

Hydrangeas are a symbol of Japan’s rainy season.
アジサイは日本の梅雨の象徴です。

They look more beautiful in the cloudy or rainy skies.
アジサイは梅雨空(曇り空や雨模様の空)により美しく映えます。

アジサイは英語でhydrangea(ハイドランジア)。「水の容器」という意味です。たくさんの水分を吸収することから来ています。

また余談ですが、アジサイのバリーション豊かな色は土壌の性質が大きく関係しています。

The colors of hydrangeas depend on the pH of the soil.
アジサイの色は土壌のpHによります。
※英語ではペーハーではなく、ピーエイチと読みます。

In strongly acid soil, it turns blue, and in alkaline soil, it turns pink.
酸性の土壌だと青になり、アルカリ性の土壌だとピンクになります。

そしてアジサイ鑑賞の話です。

Many Japanese people visit gardens or temples to enjoy hydrangea viewing.
多くの日本人が庭園や寺に行って、アジサイ鑑賞を楽しみます。

Some temples in Kamakura-city are very famous for hydrangea viewing.
鎌倉市には、アジサイ鑑賞で有名な寺がいくつかあります。

In Meigetsuin which is known as “Ajisai dera” meaning “the temple of hydrangeas”, more than 100 people line up at the entrance before the opening time.
紫陽花寺として知られる明月院には、開門前から100人を超す人が並びます。

もともとアジサイは、死者にたむける花とされていたため、寺院にたくさん植えらえていたそうですよ。

アジサイは日本の自慢の花

ガクアジサイ

さて、アジサイの話をするときに、日本が原産地であることも伝えます。

Hydrangeas are native to Japan.
アジサイは日本原産です。
※be native to~ ~の原産である

After introduced to Europe in the late 18th century, they were developed for ornamental purposes.
18世紀にヨーロッパに紹介されてから、鑑賞用に改良されました。

Then they came back to Japan after changing into gorgeous flowers.
そして豪華な花に姿を変えて、日本に戻ってきました。

いま広く見られるアジサイは、西洋アジサイと呼ばれています。では日本原産のオリジナルのアジサイは?というと、上の写真のガクアジサイになります。

THESE are native (original) Japanese hydrangeas called “lace-cap hydrangea”.
これらは「ガクアジサイ」という日本原産のアジサイです。
※lace-cap hydrangea  ガクアジサイ ☆レースの帽子みたいだからですね。

Compared to other hydrangeas, they look subdued, don’t’ they?  The language of “lace-cap hydrangea” is “modesty”.
ほかのアジサイ(西洋アジサイのこと)に比べると控えめに見えませんか。ガクアジサイの花言葉は「謙虚」です。

なんだか日本人にもつイメージに合っているような気も…
ちなみに、ガクは外側の花びらのように見える部分で、花は中央のぷつぷつが集まった部分です。

浜離宮の潮入の池の近くにガクアジサイがあります。
梅雨の時期の案内してこの話をすると、皆さん、写真を撮っていかれます。

日本の花といえば桜が有名ですが、それ以外にも季節に応じた花の説明ができるとよいですね。

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