秋の日は釣瓶落とし、黄昏は英語で?

薄明 autumn

Fall is in full swing.
秋真っ盛りです。

食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋など言いますが、「黄昏の秋」でもあります。

秋に落ちるものは葉っぱだけではない?

秋はautumnとfallがありますね。
autumnは「収穫」を意味するラテン語が由来。fallは「葉が落ちる」ことですね。

でも、秋は葉っぱ以外に落ちるものがあるのよ。

葉っぱ以外に落ちるのもの?食欲は落ちないしなー。

むしろ増えるわよ。秋の日はつるべ落としって言うでしょ?

つるべ?

つるべ(釣瓶)は井戸の中にするするっと落として水をくみあげる桶のこと。
「秋の日のつるべ落とし」は、秋はつるべが井戸に落ちるように日が沈むという意味ですね。

春と秋は、日没から真っ暗になるまでの時間が夏や冬よりも短いんです。
一番長い夏至の頃に比べると、20~30分くらい短くなります。

春の日はつるべにならないの?

そうは言わないわね。これは大気中の水蒸気や塵が関係するの。

春のように大気中に水蒸気や塵が多いと、光が散乱され、日没後も明るさが残ります。
秋は空気が澄んでいて、散乱が少ないため、すぐに真っ暗になりやすいんです。

また、秋は日の入りの時間も日に日に早くなっているので、余計に真っ暗になるのが早い気がします。日の入り時刻は夏至の頃は5,6日に1分早まりますが、10月、11月になると、1日に1、2分ずつ早まっていきます。

夕日がきれい!なんてのんびり見ていると、あたり一面真っ暗になっていることがあるわけです。

秋の日はつるべ落としを英語で表現すると・・・

Autumn sun sets as quickly as a bucket dropping into a well.
秋の日はつるべが井戸に落ちるように早く沈みます。(秋の日はつるべ落とし)

It gets dark soon after the sunset. The twilight time is shorter in autumn.
日没後すぐに暗くなります。秋は薄明の時間が短いのです。

はくめいって何?

日の出のすぐ前と日没のすぐ後の空が薄明るい状態のことよ。

 

黄昏を英語で説明すると?

薄明は英語でtwilightです。
2つの光、つまり太陽と月の光のことです。
日の出前、日没後はこの2つの光が入り混じっているように見えるからです。

なんだかマロンチックだね

写真の世界では、マジックアワーと言われているのよね。

その薄明の時間帯を表す日本語には、「かわたれ時」「黄昏時」があります。

「かわたれ」は明け方に空が薄明るくなっていく状態、
「黄昏」は夕方に空が薄暗くなっていく状態のことです。

かわたれは「彼は誰(かわたれ)ぞ」から、黄昏は「誰そ彼(たそかれ)ぞ」から来ています。
どちらも、薄暗くて相手の顔がよく見えず「あなたは誰ですか?」と問いかける時間帯ということなんですね。

In Japanese, the morning twilight is called “Kawatare” and the evening twilight is called “Tasogare”.
日本語で、朝方の薄明は「かわたれ」、夕方の薄明は「黄昏」といいます。

Both words have the same meaning of “May I ask your name?”
because it’s hard to recognize the face of the person  during the twilight time.
どちらの言葉も「どなたですか?」という意味です、なぜならその時間帯は人の顔が見えにくいからです。

たそがれの由来は面白いね。

そうね。街頭のない江戸時代は、「誰そ彼」とお互い聞き合うことで防犯対策にしていたみたいよ。

ちなみに、英語のdawn「夜明け」は薄明の時間帯の始まり、dusk「夕暮れ」は薄明の時間帯の終わりです。けっこう暗いのです。

秋は黄昏の季節

ミルフィーユ夕焼け

秋は夕暮れと言われるように、秋の黄昏時の空は引き込まれるような美しさがあります。

Fall is the best season to enjoy the beautiful twilight.
秋は美しい黄昏を見るには最高の季節です。

秋は空気が澄んでいるため、空のグラデーションがきれいに見えるからです。
また横にたなびく秋の雲も、美しい夕暮れを演出してくれます。

雲が層になったミルフィーユの夕焼けが見られるのよ。

ミルフィーユ!
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